請願第1号 小・中学校に青森ねぶた誌を活用した青森ねぶた教育を取り入れることを求める請願(その1)及び
請願第2号 小・中学校に青森ねぶた誌を活用した青森ねぶた教育を取り入れることを求める請願(その2)
の2つの請願が今定例議会に提出されています。
請願内容は、青森市が発行した『青森ねぶた誌』を活用して小・中学校の教育に取り入れ同時に教職員の研修資料にして欲しいとのことです。
私たち青森に居住する者として青森ねぶたは郷土の文化・伝統であり、それを継承・発展することは、多くの皆さんが、当然のことと捉えていると思います。
しかしこの『青森ねぶた誌』と言う書物は平成12年の15年も前に発行し青森市内の小・中学校に配布したが現在33校しか所在がされていない現状です。教育委員会にどのように学校間を公平にするのか?と聞くと学校間を郵送か一部コピーするなど取組み姿勢に疑問がありました。
そして請願の趣旨では、一部要約いたしますと「地域、町会ねぶたが盛んだった時代とは異なり近年は、はやし方のなり手も少なく、ハネトの参加者も減少しており、後継者不足が深刻化している」とあります。青森市発表のねぶたハネト参加者推移は過去5年間で昨年度が1番多く参加しており、むしろそのことから時間内にネブタがコースを周り切れないことが、問題視されております。又、各町会でも熱心に育成に励み市も補助金を出している現況において本請願者の趣旨にも疑念があり、本請願を採択することは、今まで一所懸命に地域ネブタに取り組んできた方々を否定することにも繋がると考えます。(古川地域ねぶたは13年目となります)
さらに今年8月には青森ねぶた誌増補版の予定が有ります。それを活用したほうが、全学校に青森ねぶた誌増補版が行き渡り教育の資料を公平に活用することには、なんら異論はございません。新たな青森ねぶた誌増補版の発行を待ってから活用を検討すべきと考え、この請願には反対いたします。
そしてさらに疑念となるのが、委員会の再開です。
この請願の取り扱いは文教経済常任委員会です。3月8日に開催された常任委員会では説明する内容が乏しいと継続審査となり結論を持ち越しました。通常は来月の常任協議会での審査及び次回の6月議会での審議となるのですが、請願紹介議員の呼び掛けで委員会議員の1/2以上の署名により委員会再開となりました。(3月18日-金曜日の16時開催)ルール上の行為に異論は有りません。確かに過去に2回、私の在任中にも再審査で委員会を再開したことはあります。しかしその案件はいずれも条例案で、その採決によっては青森市の行政に影響が及ぼす怪訝があったために再開したものであり今回の請願に対してとは内容が違います。
なぜ急いで審議するのか?重要性を教えて欲しいと聞くが『議会開会中だから』としか返答がありませんでした。
委員のなかには、請願と条例案の重要性の違いを理解頂けない発言もあり悲しくもありました。
常任委員会の議決は重いものです。市議会議員が市民・会派を代表して臨む重要な委員会です。行政への影響・重要性も考えず、自分の意としない採決なら、委員会議員の1/2以上の署名を集め再開する行為は、常任委員会の議決そのものが薄れてしまうと私は考えます。
又、今回の日程により事務方の休日は返上です。(議事録の作成により)
議員の権利だから?議会のルールだから?疑問が残ります。
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