北海道森町を行政視察してきました。
函館市内から90分の人口1600名の漁業中心の町です。
ここでは、養殖のほたて付着物・魚類残さの処理方法として肥料化生産に取り組んでいます。
簡単に言いますと発生した残さを小さく粉砕して畜糞・木くずを混ぜて発酵させ堆肥として販売しているわけです。発酵生産まで90日間掛かりますが、残さは産業廃棄物扱いの為、適当に処理は許されず、それこそ海に捨てる(返す?)ものなら刑罰となり青森市でも逮捕・罰金刑がニュースで取り上げられています。事業で堆肥販売額は200万程度と販売には力を入れていませんが、
環境には配慮しています。
しかし毎年500万程度の赤字の為運営には町民の理解も必要とのことで今後も工夫が必要でした。正直、発酵させているので肥料化してしまうと匂いは、それほど有りませんが、発酵最中はかなりの刺激臭で中を拡販すると蒸気がたちこめ匂いも倍増しするので施設の建設場所に苦労しますが、青森でも直近の課題でありますのでこれらを参考とし今後も市に提言をして行きます。
施設建設事業費約6億円で国からの交付金3億円です。
施設面積 20,692㎡ 鉄筋平屋 施設完成-平成15年12月