本日、文教経済常任委員会にて議案第157号『アウガ区分所有者集会における青森市の議決権の行使に関する条例の制定について』について採決が行われ7:1の賛成者多数で採択となりました。
副委員長の私も賛成いたしました。
この条例案の内容は、アウガの修繕積立金を転用したい為に議会の許可を頂く目的で市当局が提案しており、同内容を6月議会では廃案、7月臨時議会では全会一致で否決、9月議会直前には市当局が取り下げさせるなど、議会として対応してきました。
そもそもこのアウガ修繕積立金は、市長の判断でその流用が可能になるもので、議会の議決になじまないという考えで廃案や否決の対応をしてきました。しかし、これまでの間、市長は何の対応もないままに、いたずらに時間だけが過ぎ、結果として、このままでは、アウガは破産という選択肢しかないという事態を招いてしまいました。破産となれば、テナント、関係従業員、地権者、図書館等の公共施設への影響が大きく、何より市民の財産が大きく棄損するということが懸念されます。この混乱を回避し、市民の財産を可能な限り守るためには、判断しない市長に代わり議会が意思をもって打開しなければならないものと考え、あくまでも破産を回避するための手立てとして、今回、賛成したものです。したがって、市長提案の議案に賛成したという意識ではなく、我々賛成した議員が最悪の事態を防いだという認識です。
准公金投入という意見もありますが、新たな市の一般財源からではなく、一度吐出したアウガの財産の転用でもあるところから、アウガ破産の回避を優先いたしました。
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