市民の関心の大きい懸案事項の一つに市役所庁舎建て替えが有ります。
メディアや新聞等々で承知していることと思いますが、改めて市民の皆さんに理解と関心を高めて頂きたく思い青森市庁舎建て替えについて少し整理してお伝えいたします。
市庁舎の建て替えには、大きく2つの条件(議決)が必要です。  
それは、予算(お金)と条例(建設内容等々)の両方議決(議員による賛成)が必要です。
議会は3月、6月、9月、12月、と開催しましたので流れに沿ってご説明致します。
まずは、平成25年度第一回定例議会(昨年3月)では、予算、条例とも否決(議員による反対)と成りました。
通常は、一度否決と成った議案は、同じ内容では、提案しないのが慣例です。それは、議員の議決は重く一生涯青森市議事録として後世に残る為、各議員は慎重審議をするからです。仮に同内容で提出ならば、社会情勢の変化や市民意識の動向、そして市当局のさらなる十分な説明が必要と私は考えますが、何もないまま市は同じ提案を6月議会でしてきました。
(4月に市長選挙で鹿内市長が再任される)
しかも予算に関しては市はこの予算を可決したい思いからか他の市運営に必要な予算と抱き合わせで提案してきました。
市庁舎建設には大きな予算が掛かり青森市民の大切な財産になることから時間を掛けしっかりと議論を望む議員達の反対により市の提案をそのまま鵜呑みとせず『市運営に必要な予算』と『市庁舎建設予算』と分ける提案(予算組換え動議)をし、その後運営に係る予算を可決(賛成)し庁舎建て替えに関する予算を議論が未熟との考えから否決(反対)となりました。同様の考えから条例案の否決となります。
6月議会には市民団体(青森商工会青年部)から『まちづくりを考えた』陳情が採択(議員による賛成)されました。9月議会までの間、市側も考えを改め細部の説明や各議員の意見等々聞き入る姿勢が表れてきました。
9月議会では、合併特例債と言う交付金の活用を表明、議員と陳情者と市の三者での意見交換会の開催を市が約束をし歩み寄り、議員側も建設予算の可決とし条例案は継続審査(可否を持越し)としました。(条例は建設内容等々な為意見交換会の経過で判断する考え)
12月議会の間、3回の意見交換会が開催されましたが、主導の市側の運びに納得できず、議員側からさらに議員が選出した本当の有識者を招き市民公開で公聴会の開催を希望し、これを市側も了承しました。
この公聴会の経過で条例案の採決(賛成か反対)に臨む考えから12月議会も条例案は継続審査と成っており
現在は、市庁舎の建て替え予算は可決、条例案は継続審査の状態です。
現在、有識者による公聴会は5回開催予定で、1回目が開催されており
次回は平成26年1月18日、19日に2回づつ合計4回開催されます。
市民の皆様の多数参加をお待ちしております。

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