3月25日定例議会(3月議会)が終了致しました。
議案98・陳情16・諮問6・議員提出議案12の審査が行われました。
中でも注目視されていたのが、議案第165号です。
(略*市庁舎プロポーザル条例の制定について)
結果として23対17で否決と成りました。
これにより昨年9月議会で可決した予算も事実上凍結となり市庁舎建て替えは白紙となりました。それでは、議案の中身、議決の流れ、今後の対応について紹介したいと思います。
(なるべく簡単に議会言語をはぶいて紹介させて頂きます)
庁舎建て替えには、2つの議案の成立が必要で、一つは予算案(昨年9月可決)、
もう一方が、今回の①議案である建て替える手法等を決めるものです。
しかし、この①議案は、手法とセットで建設場所も決める事と成っています。
これまで市当局は、自分達の描いたものを押し付けるのみで市民代表である議員の意見は受け流して来ました。議会側も粘り強く訴えて、ようやく広聴会並びに専門家からの5回に亘る公聴会も、開催しましたが、市当局側は受け入れる姿勢を見せて措きながらも公聴会も終わらないうちに結論発表日を決める等、議員側の意見を汲取る姿勢が無いことを表してきました。結果時間を掛けても歩み寄りの無いまま現在を迎えています。
まるで以前の政権時代に駅前に市庁舎建設計画を現政権が白紙にした遺恨があるかのようです。市庁舎建て替えには、第1期、と第2期工期があり第1期でも約100億円、両方で約170億円の巨大プロジェクトです。今後、新年度を迎え予算も凍結し事実上白紙と成った今、意地や面子の張り合いは止め市民の為に議論を深めるべきと考えます。
私達は、結果ありきの議論ではなく市民の為に柔軟で且つ最もベターな結論を望むものです。
説明や報告ではなく議論や対話不足が現在の状況なのです。
青森市の将来に大きく影響する議論を市長1人の独断ではなく
市民全員の意見を集約するのが市議会の役割で建設的な意見の構築を今後も続けて行きます。